「不死鳥の騎士団」を読んで
2005年 12月 15日
前回話しをした通り、第四巻「炎のゴブレット」を読んで感覚がハリーポッターの世界の中に残っている間に・・・・と引き続き第五巻「不死鳥の騎士団」を読みました。
先日、炎のゴブレットを読んだとき、あまりにしばらくハリーの世界から遠のいていた為、
あの世界の中に自分を置くことがなかなかできず読んでいても眠くなったりして進みが悪かったので
今度はその四巻の気持ちを引き継いだまま五巻に突入してみると、スルスルっとホグワーツに早く行きたいハリーの気持ちや、
ダンブルドアがなぜハリーをいつものように暖かく見守ってくれないのか・・・とか
あっという間にハリーの気持ちになることができて、ダンブルドアを憎たらしいと思ってみたりしたわけです。
でも今回はそれ故に最後下巻を読み終わったときの衝撃があまりに大きすぎて・・・・・
しばらく立ち直れなかったくらいです。
何でここでこういう展開にするのかとか作者を恨めしく思ったり、
ハリーの気持ちと同化してしまったゆえにハリーの孤独な気持ちが自分のことのように思えて、2~3日ため息ばかりついてました。
あとがきを読んで、作者であるJ,K.ローリングさんも扉のあたりを書き終えた時にはキッチンで泣いてしまい暫く出てくることが出来なかったって書いてあって・・・・・
そっかそうまでしてもあの部分は必要なところだったのだなぁと私も無理に自分を納得させたりしてなんとか立ち直ったしだいです。
第三巻でシリウス・ブラックが登場した時に「そういう日が来たら一緒に住もう」って
ハリーに言った時から、シリウスという存在があってくれてホントに良かったと感じてたし
普段、魔法のことを絶対口には出してはダメで、尚且つ虐げられてるダーズリー一家での
苦難の日々もシリウスが登場したことで救われた気がしてたから・・・・・
下巻の最後のほうで、
早合点のせいで失ってしまったものへの大きさに耐え切れなくなっているハリーに
ダンブルドアがそれは全部私の老いがさせてしまったせいでハリーのせいではないと言っている場面がありましたが
ダンブルドアのせいだとは思わないけれど、やはりハリーに少しは話しておけば防げたことなのではと思わずにいられなくて・・・・なんだか悔しくて
ということでドップリとハリーポッターの世界に浸りきっておりました。
残すところハリーポッターも2話となりました。
ラスト7年目の構想はすでに金庫にしまってあるらしいですが、とにかく四巻のあたりから今まで登場してきた人物との関わりやら、様々な横線があって
なるほどーーここのことがこれに結びつくのかとか感心せざるを得ず、
とにかく細かい部分までよく練ってあるなぁと思います。
だからいくら構想ができあがっていたとしても、書いているうちにいやこれじゃー駄目だとか、こうしたほうがいいだろうとか、想像もつかないほどの苦労があるんだろうなぁと思えて・・・・・
凄いなぁと感心するのみ。
次巻「混血のプリンス」(仮題)も予約が始まりました。出たらすぐに読みたい・・・・でも結構高いし、図書館では予約待ちしなきゃだし、悩みちゅうです。
少し時期をずらせば、今回五巻の「不死鳥に騎士団」みたいにマーケットプレイスにて若干安く買えたりするんでしょうが。でもやはり余韻が残っているうちに読みたいなと思うから。
by geyschio | 2005-12-15 16:05 | 読んだ本