カテゴリ:読んだ本( 2 )   

紅玉   

娘が学校よりもらってきた本紹介の中にこの本があった。

紹介文を読んでどうしても読みたくて娘に借りてきてもらった。

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内容としては
戦後間もない林檎農家が舞台。

兵隊から戻ってきてまた林檎を作れる時代がやってきたことを喜び収穫の日を待ち望んでいるお父さん。

ところが収穫間もないある日その林檎林が数人の人たちに襲われ乱獲されてしまう。

盗って行った人たちはそこから近い炭鉱で働かされている、中国や朝鮮から連れてこられた労働者たち。

彼らはちゃんとした食事も与えられず、何人もの人達が死んでいっているのを知っているお父さんは、見てみぬふりをしようとは思うんだけれど勝手に林檎畑のほうへ足が進んで・・・



というお話。
高学年向けだったのでもっと長いお話かと思っていたのだけれど
絵本のような感覚で読む本だった。

でもその短い文の中に真実があって(これは作者のお父さんが体験したこととの事)
熱く胸をうたれた。

日本人は昔、中国や朝鮮の人たちに対してどういう扱いをしていたのか
私たち世代は教えられてこなかった。

自分が住んでいる地域には朝鮮の小学校や中学校、大学もあるようなところだったので
普通にバスや街中で見かけ、特に隔たりを感じることもなく
またアメリカ軍のベースもあったりもしたので
自分の中では同じように外国の人々が暮らしてるくらいにしか思っていなかった。

でも違ったんだということを大人になってから知った。

アメリカの人たちと朝鮮の人たちとでは、こちら側日本人が抱いてる意識が違うんだってこと。

そしてまたこの本を読んで
傲慢な日本人の非人道的な歴史を知ることもできた。

だけど、この本は暖かい・・・読み終わったあとにたった何行かの本なのに
涙が溢れてきた。

そしてなおさら、人間として暖かい民族になりたいと思った。
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by GEYSCHIO | 2006-11-14 16:03 | 読んだ本

「不死鳥の騎士団」を読んで   

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前回話しをした通り、第四巻「炎のゴブレット」を読んで感覚がハリーポッターの世界の中に残っている間に・・・・と引き続き第五巻「不死鳥の騎士団」を読みました。


先日、炎のゴブレットを読んだとき、あまりにしばらくハリーの世界から遠のいていた為、
あの世界の中に自分を置くことがなかなかできず読んでいても眠くなったりして進みが悪かったので

今度はその四巻の気持ちを引き継いだまま五巻に突入してみると、スルスルっとホグワーツに早く行きたいハリーの気持ちや、
ダンブルドアがなぜハリーをいつものように暖かく見守ってくれないのか・・・とか

あっという間にハリーの気持ちになることができて、ダンブルドアを憎たらしいと思ってみたりしたわけです。

でも今回はそれ故に最後下巻を読み終わったときの衝撃があまりに大きすぎて・・・・・

しばらく立ち直れなかったくらいです。
何でここでこういう展開にするのかとか作者を恨めしく思ったり、
ハリーの気持ちと同化してしまったゆえにハリーの孤独な気持ちが自分のことのように思えて、2~3日ため息ばかりついてました。

あとがきを読んで、作者であるJ,K.ローリングさんも扉のあたりを書き終えた時にはキッチンで泣いてしまい暫く出てくることが出来なかったって書いてあって・・・・・

そっかそうまでしてもあの部分は必要なところだったのだなぁと私も無理に自分を納得させたりしてなんとか立ち直ったしだいです。

第三巻でシリウス・ブラックが登場した時に「そういう日が来たら一緒に住もう」って
ハリーに言った時から、シリウスという存在があってくれてホントに良かったと感じてたし

普段、魔法のことを絶対口には出してはダメで、尚且つ虐げられてるダーズリー一家での
苦難の日々もシリウスが登場したことで救われた気がしてたから・・・・・

下巻の最後のほうで、
早合点のせいで失ってしまったものへの大きさに耐え切れなくなっているハリーに
ダンブルドアがそれは全部私の老いがさせてしまったせいでハリーのせいではないと言っている場面がありましたが

ダンブルドアのせいだとは思わないけれど、やはりハリーに少しは話しておけば防げたことなのではと思わずにいられなくて・・・・なんだか悔しくて


ということでドップリとハリーポッターの世界に浸りきっておりました。


残すところハリーポッターも2話となりました。
ラスト7年目の構想はすでに金庫にしまってあるらしいですが、とにかく四巻のあたりから今まで登場してきた人物との関わりやら、様々な横線があって
なるほどーーここのことがこれに結びつくのかとか感心せざるを得ず、
とにかく細かい部分までよく練ってあるなぁと思います。

だからいくら構想ができあがっていたとしても、書いているうちにいやこれじゃー駄目だとか、こうしたほうがいいだろうとか、想像もつかないほどの苦労があるんだろうなぁと思えて・・・・・

凄いなぁと感心するのみ。

次巻「混血のプリンス」(仮題)も予約が始まりました。出たらすぐに読みたい・・・・でも結構高いし、図書館では予約待ちしなきゃだし、悩みちゅうです。

少し時期をずらせば、今回五巻の「不死鳥に騎士団」みたいにマーケットプレイスにて若干安く買えたりするんでしょうが。でもやはり余韻が残っているうちに読みたいなと思うから。
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by geyschio | 2005-12-15 16:05 | 読んだ本